2023年7月31日夏の自由研究？

こんにちは！歯科医師の甲斐です

梅雨明け宣言があったと思えば35°を超える猛暑！

TVでは「熱中症で●●人救急搬送されました」と連日言っておりますが

皆様は体調を崩されてはいないでしょうか？

「喉が渇いた」と気づいたときは脱水状態が進んでいるようなので

こまめな水分補給が欠かせないですね！

水分補給といえばスポーツドリンク

ミネラルやビタミンも摂れて、水よりも効率がよさそうですね

だけど歯科的にみると、ちょっと気になることもあるのです。

そう、糖質（砂糖）です！

口の中に入った糖質は、菌に分解されて酸になります。

するとみるみる内に酸性に傾いてしまうのです！

歯の一番外側で硬い層がエナメル質ですが

pHが5.5以下になると徐々に溶け出してしまいます！

もしエナメル質が削れてしまっていて、中の象牙質が露出していると

6.0~6.2で溶け始めてしまいます！

7が中性なので、結構少しの違いで溶けだしてしまいますね。

歯科に携わっていればよく知っていることですが、

ホントにそんなpHの変化が起きるのでしょうか？

というわけで、夏の定番「自由研究」！

実際に実験してみました！

pH試験紙を探してたら、amazonですぐに見つかりました。

便利な世の中になりましたね！

用意した試験飲料は定番の某スポーツドリンクです。

飲んだ直後、30秒後、1分、2分、3分後に唾液を取ります。

綿棒で歯垢がたまりやすい部分のなるべく近くから採取して、試験紙につけます。

結果は写真の通りです。

二人分の結果を出してますが、飲んだ直後がpH5くらいまで落ちてますね。

その後は回復して7から8くらいになっています。

これは、唾液の緩衝作用といって

中性に戻す働きの事をいいます。

面白いのが、正常に戻ってきてからのpHが

人によって違うのです。

よりアルカリになる人は、虫歯になりにくいですね。

これはあくまで唾液をとっているので、

歯垢に接している歯の部分はもっとpHが低くて

より中性に戻りにくくなっていると思います。

この夏の暑い時期、水分補給は本当に大切です。

しかし、ダラダラと甘いものを飲み続けると

お口の中はとても虫歯になりやすい環境になってるかもしれません。

東町グラン歯科では唾液検査を受けることもできますので

気になる方は是非お声掛け下さい！

【医療法人グラン会】
🦷東町グラン歯科
www.grand-dc.com
096-285-5032
(電話対応可能時間9:30ー18:30)

🦷ルプレ歯科クリニック
www.lepre-dc.com
096-237-8022
(電話対応可能時間9:30ー18:30)

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